原油先物事情 先物取引で日経225・金・商品投資実践講座

原油先物事情

原油先物とは『原油先物取引』を意味し、テキサス産原油(ウェスト・テキサス・インターミディエイト(WTI))を標準とする【NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)】、北海原油を標準とする 【IPE(ロンドン国際石油取引所)】、中東ドバイ産原油を標準とする【TOCOM(東京工業品取引所)】の三つが、世界の三大石油先物市場と呼ばれています。

原油(げんゆ Crude oil)とは油田から採掘したままの状態で、精製されていない石油をいいます。

特に、WTI原油先物のNYMEXは、世界の原油価格を決定する指標とされています。

最近の原油先物価格の高騰は、【イラクの政情不安】や【ハリケーン】などによる供給不足が予測されていることが原因で、今後も原油先物価格は不安定な状態が続くと予想されます。

石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は、原油価格の動向に注意し、緊急時の放出に備えて、石油備蓄の維持管理に努めています。

国際カルテル機関であるOPEC(石油輸出国機構)の動向は相場に影響するため注目されますが、これらの国々は情勢が不安定な国が多いため、それが不安要因の一つです。

原油は、生産地域がロシア、中東に限定されるため、供給が不安な商品ですが、先物取引において相場の指標となるのは中東の情勢ではなく、 多くはNYMEXです。

原油は用途が多く、ガソリン、灯油等さまざまな石油製品になるため、需要が大きく世界の商品市場でもっとも市場規模が大きいといわれており、アメリカと日本で全体の30%以上を占めています。