為替先物とは? 先物取引で日経225・金・商品投資実践講座

為替先物について

為替取引には、現時点で通貨の交換を行う直物為替(じきものかわせ)と、将来の時点で通貨の交換を行う先物為替(さきものかわせ)があります。

為替先物は、先物為替と同じ意味として扱われます。

直物為替は、手形の買取や海外への送金など、今すぐ外貨と交換する必要がある場合に利用される取引で、為替先物は、外貨とその対価の受渡しが、将来の特定日に行われることを、現時点で約定する取引です。この為替先物は、決済が数ヶ月後に予定されている輸出入取引等に利用されます。

外国通貨と円の交換レートは、毎日大きく動いているので将来の時点にドルをいくらで交換できるかを決めておくことは重要です。例えば、原価70万円の自動車を1万ドルで売った場合に、為替レートが決まらないと儲けの判断ができません。
為替先物は、現時点で将来の時点に外貨をいくらで売り買いするのかを予約して決めておくものです。

直物為替の取引相手は、市場参加者が多いため簡単に見つかりますが、為替先物の取引相手は簡単に見つからないので、そこで生まれたのが為替スワップ取引です。

為替スワップは、フォワードスワップ(forward swap)ともいいます。この為替スワップ取引は、直物為替と為替先物の売買を、同時に交差的に組み合わせて行うもので、直物為替の売買に、逆の売買条件の為替先物を組み合わせます。

金融先物について

金融先物はいわゆる金融派生商品(デリバティブ)の一つで、価格や数値が変動する各種金融商品や金利等について、未来の売買についてある価格での取引を約定(やくじょう)するものをいいます。

先物の決済日には現物を現金で決済するもの(デリバラブル:国債先物等)と、現物との価格差で差金決済(ノンデリバラブル:金利先物、指数先物等)があります。

本来は、金融先物は価格変動の影響を避けるための手段(リスクヘッジ)として利用されますが、現物との価格の乖離を利用して利益を得る裁定取引(アービトラージ)というものがあります。

金融先物の決済日には先物価格と現物価格が同じになるので、ある日の先物の理論価格が現物と比べて割安な場合、先物を買って現物を売り、先物の決済日に反対の取引をすると利益が得られるというものです。

国債先物取引、金利先物取引(ユーロ円金利先物など)、株価指数先物取引(日経平均先物など)、外国為替証拠金取引等の種類が金融先物にはあります。

しかし、金融先物は、少額の資金で多額の取引を行うことができるため、時として多額の損失を被る危険を伴っていますので、金融先物を始めようとする際には、取引の仕組み、及び、取引に伴うリスクについて十分に理解し、自己の資力、取引経験、取引目的等を考え、適切であると判断する場合にのみ自己の責任において行うことが肝要です。